齋藤 将樹 (サイトウ マサキ)
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細胞内シグナル伝達様式の多様性な制御機構とその生理的意義を解明することを目的として、主に以下の2つの研究を展開しています。
(1) 一次繊毛は選択的な細胞膜受容体が分布するシグナル受容器であり、器官形成において重要な役割を果たします。しかし、一次繊毛の生理的役割や分子制御機構には不明のことが多く残されています。大脳皮質形成や骨形成に注目して、一次繊毛の役割を分子レベルで解明しています。
(2) Gタンパク質共役型受容体 (GPCR) は三量体Gタンパク質を介してシグナル伝達を行います。最近、GPCRシグナルは複雑な機構によってfine-tuningされ、それが生理的に重要であることが解明されて来ました。副甲状腺ホルモン受容体などに直接結合するタンパク質を網羅的手法を用いて同定し、GPCRの新しいシグナル伝達制御機構を解明しています。